【2025年最新版】ホンダZR-Vの納期と即納車情報
2022年に発売されて以来、高い人気を誇っているのがホンダの『ZRーV』です。
北米ではHR-Vというネーミングで2022年4月に発売されたモデルをベースに日本仕様としたのがこの車で、北米や中国向けのハニカムデザインのフロントグリルが日本仕様車ではタテルーバーとなっているのがポイントとなっています。
ここではそんなZRーVの本記事掲載時点での納期や、即納車情報をお届けしたいと思います。

自動車専門ライター 高田 林太郎
2022年に発売されて以来、高い人気を誇っているのがホンダの『ZRーV』です。
北米ではHR-Vというネーミングで2022年4月に発売されたモデルをベースに日本仕様としたのがこの車で、北米や中国向けのハニカムデザインのフロントグリルが日本仕様車ではタテルーバーとなっているのがポイントとなっています。
ここではそんなZRーVの本記事掲載時点での納期や、即納車情報をお届けしたいと思います。
▼もくじ
新車の納期が延びている背景には、世界的な部品不足や社会情勢の変化など、複数の要因があります。ここでは、ZR-Vの納期に影響を与えている主な要因を確認しましょう。
近年の自動車産業は深刻な半導体不足に直面しています。現代の車にはカメラやセンサーといった電子制御部品が数多く使われており、それに必要な半導体チップの需要が急増。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワーク需要の増加で、PCやスマートフォン向けの半導体需要が高まった結果、自動車メーカー向けの供給が追いつかなくなっているのです。
この半導体不足によって自動車の生産台数が抑えられ、多くの新車で納期が延びています。ZR-Vも例外ではなく、注文してもすぐに生産できない状況が続いているのが現状です。
半導体不足に加えて、世界情勢の不安定さも納期遅延の原因となっています。たとえば、ロシアによるウクライナ侵攻は部品の調達ルートに混乱を引き起こしました。ウクライナには自動車用ワイヤーハーネス(配線)の主要工場があり、紛争によってその生産・供給に影響が生じたことは広く知られています。
このような国際的な物流混乱が続くと、必要な部品が予定通り工場に届かず、生産スケジュールに遅れが出てしまいます。グローバル規模の要因であるため、日本国内だけでは解決が難しく、継続的に納期へ影響を及ぼす可能性があります。
さらに、為替変動(特に円安傾向)も自動車の納期に間接的な影響を与えています。円安が進むと、海外から調達する部品のコストが上昇するため、自動車メーカーや部品メーカーの負担が増大。部品メーカー側では原材料費の高騰を価格に転嫁しにくく、結果としてメーカー各社の生産計画見直しや価格改定が迫られ、受注から生産までのリードタイムにも影響が及ぶケースがあります。
また、為替変動に伴う新車価格の値上げ前に注文が集中すると、一時的に納期が延びる要因にもなり得ます。このように、経済情勢の変化も新車納車時期に影響を与える背景の一つです。
では、ホンダ ZR-Vの最新の納期状況はどうなっているのでしょうか。月刊自家用車の情報によると、2025年6月時点でのZR-Vの工場出荷時期目処は、以下のとおりです。
上記期間は、メーカー出荷までのおおよその目安です。工場出荷後には販売店への輸送や納車前整備の時間も必要となるため、実際にユーザーの手元に届くまでにはさらに余裕が必要です。 したがって、ガソリン車モデルの場合は「約1〜2カ月+α」、e:HEV搭載モデルの場合は「約1〜3カ月+α」を想定しておきましょう。ガソリンエンジン車のほうはもう少し納期が短くなっています。これは使用されている半導体部品が、e:HEVのほうが多い、ということが影響しているようです。
また、ホンダではZR-Vの増産に努めていて、実際に発注したときの予定納期よりも早く納車された、というレポートが上がってきています。ガソリンエンジン車のグレードやボディカラーによっては、さらに短い納期となっていることもあるようです。販売店の混雑状況やオプションの装着状況によっても前後しますので、正確な納車時期を知りたい場合はディーラーへの確認が確実です。
参考:https://ant-llc.co.jp/car/zr-v/nouki
2022年11月に日本で発売されたZR-Vは、実質的にはCR-Vの後継モデルといえるクルマです。
日本仕様車にはL15C型1.5L直噴VTECターボエンジンを搭載する内燃機関モデルと、LFC型2.0L直噴エンジンをベースとしたハイブリッド、e:HEVを動力とするモデルがラインアップされていて、どちらにもFFのほか、リアルタイムAWDが設定されています。
エクステリアデザインは力強さと流れるようなシルエットを凝縮した、存在感の強さが特長です。ヘッドライトはフルLEDで、デイタイムランニングランプも装備されています。
インテリアは最新のヒューマン・マシン・インターフェースに基づいたデザインが採用されていて、直感的に操作できるようになっているのがポイント。視覚だけではなく触感にも優れた素材の採用などから、上質な雰囲気を体感できるようになっています。
先進予防安全装備であるホンダ・センシングはワイドビューカメラと前後8つ装備されているソナーセンサーとレーダーを利用して、さまざまにドライバーをサポート。基本である広い視界や、スムーズに操作ができる乗車姿勢を実現しているところも、安全な運転に繋がっています。
また、ホンダは2025年5月19日、ZR-Vの一部仕様を変更するとともに価格改定を行い、同年7月3日に発売すると発表しました。注文の受け付けは、同年5月29日に開始されました。今回の仕様変更のポイントは、「シビックRS」や「フリード」で実績のある新たな外装塗料の採用。塗料に使用するクリア材を従来のアクリルメラミン素材から、より機能が優れた素材へと変更することで、ボディーの艶感が増し、耐久性が従来比1.5倍以上になります。
ZRーVを一日でも早く納車してもらいたいという場合、できることはいくつかあります。
それは車のサブスクを利用するというものです。ここではそれについてご説明します。
ホンダは公式サブスクリプションとして、『ホンダカーリース』を展開しています。
これを利用すると納期をある程度短縮することが可能です。
ホンダカーリースの契約期間は1カ月単位で6カ月~72カ月(6年間)まで期間を指定することができます。契約終了時にはほかのホンダ車への乗り換え/再リースして乗り続ける/返却して契約終了という3つの選択肢を選ぶことができます。
また実店舗へのご来店が難しい方向けに、オンライン上でお申し込みが可能な『Honda ON』というサブスクサービスを展開しています。こちらは、クルマ選びからご契約までWEB完結ができる、Honda車のオンラインストアです。サブスクサービスなので税金やメンテナンス・バッテリー保証などの維持費も全て月額料金に含まれています。車の所有・維持にかかるコストを計算しやすく、急な出費の心配もありません。
また、車を購入するとなると書面でのさまざまな手続きが発生しますが、Honda ONの場合、手続きは全てホンダが行ってくれるため、利用者は必要な書類への書き込みや返送のみで車の利用が可能です。
カーリース契約は、3年または5年とライフスタイルに合わせて選べます。
自動車のサブスクサービスは、メーカーによるものだけでなく、各企業が展開しています。そして、中には即納車に対応しているケースもあります。例えば、ニコノリの場合、ZR-Vを契約から最短2週間で納車可能です。
※本記事掲載開始時点での情報です。
なぜこれほど短期間で納車ができるのかというと、ニコノリは、全国約150カ所のディーラーやメーカーとの取引があり、販売実績も豊富であることから、優先的に車を提供してもらえる環境を構築しているためです。他社の場合、サブスクでも数カ月かかるケースもありますが、ニコノリは短期であるため、すぐに車が必要な人にとっては非常に魅力的だといえるでしょう。
またニコノリは、複数のリース会社と提携しており、審査を受けられるチャンスが多くなっています。さらにリース料金自体が定額であることから、所得が少ない人でも審査に通りやすくなっています。
ニコノリの月額料金には、各種登録費用を含めた車両本体価格、税金・保険、車検・点検代、保証、メンテナンス費用が含まれているため、高額な初期費用を用意する必要がありません。また、車検のタイミングでの出費も不要であるため、コストを管理しやすい点が特徴です。
ホンダ ZR-Vの納期状況は、以前と比較するとかなり改善されてきました。特に2024年頃には約18カ月待ちだった納期が、2025年現在ではガソリン車モデルが約1〜2カ月、e:HEV搭載モデルが約1〜3カ月程度まで短縮されています。これは半導体不足や物流混乱が徐々に解消され、生産体制が安定してきたことが背景にあります。
ZR-Vの納期が長引く主な原因
今後、半導体の供給回復や生産ラインの効率化が進めば、ZR-Vの納期はさらに安定する可能性が高いと考えられます。ただし、年度末や販売キャンペーン期間中などは注文が集中するため、一時的に納期が長引くこともある点には注意が必要です。ZR-Vの購入を検討している方は、最新の納期情報を随時チェックし、早めに注文することをおすすめします。
ここでは自動車の納期に関するよくある質問とその回答を紹介します。